妊娠・出産

【兄弟姉妹】上の子ケアにおすすめの絵本5選【育児】

もうすぐ赤ちゃんが生まれて、わが子が”お兄ちゃん””お姉ちゃん”に…。子どもに分かりやすく「兄弟姉妹」について伝えるにはどうしたらいいかな…?

こんにちは。3人目妊娠中、のえ(@noe_mama3)です。絵本が好きすぎて、実は絵本セラピスト®︎の資格をもっています。

私も2人目を妊娠中、上の子に赤ちゃんのことを伝えるにはどうしたものかと色々悩みました。

2歳差の兄妹なので、妊娠当時息子はまだ2歳を迎える少し前。そのちいさな彼に新しい家族についてイメージしてもらうのに役に立った(と思われる)絵本をご紹介します。

兄・姉になる子どもが赤ちゃんを迎える衝撃

2人目を妊娠した時に、先輩ママや助産師さんからアドバイスしてもらっていたのが「上の子のケア」の重要性について。

これまで自分だけで独占できていたママとパパ。

そこに新しい家族である自分より小さな赤ちゃんを迎える、というのは大人が想像するよりも上の子にとって天地がひっくり返るほど衝撃的な出来事だといいます。

1〜3歳の子どもによっては赤ちゃん返りがあることも多く、変化した環境を受け入れようと、ちいさい体で精一杯がんばってくれています。

「だから、生まれる前と生まれた後も、上の子のケアをしっかりね」と子育ての先輩方に言われたのがずっと頭から離れませんでした。

上の子のケアって?

とはいうものの、実際上の子のケアって何をすれば…と途方にくれました。

とりあえず息子も私も絵本が好きだったこともあり、絵本で「きょうだい」に触れてみることにしました。

これが大当たり

絵本の妊婦さんと、実物のママの大きなお腹を見比べてはナデナデしてくれたり、それまで興味のなかったぬいぐるみも抱っこしてヨシヨシしたりなど、

まだ言葉の少ない息子なりに「小さい赤ちゃん」を意識してくれたようでした。

そして本人の理解納得の助けに少しでもなればと思い、一時期きょうだいの出てくる絵本を集めていました。

上の子ケアにおすすめの絵本5冊

今回はその中から特に分かりやすくて、下の子が生まれてからも長く子どもたちが楽しんで読んでいる絵本を5冊ご紹介します。

①『おへそのあな』長谷川義史・作 (BL出版)

絵本『おへそのあな』に出てくるのは…

お姉ちゃん+お兄ちゃん×お腹の中の赤ちゃん(弟・妹どちらでも◎)

妊娠中のお母さんと、その家族(父・姉・兄・祖父母)が赤ちゃんが産まれてくるのを楽しみに待っているおはなしです。

お腹の赤ちゃんを心待ちにする気持ちが体験できるのがポイント。

赤ちゃんの性別も特定されておらず、お姉ちゃん・お兄ちゃんどちらも登場するので男の子女の子問わず、登場人物に感情移入しやすいです。

②『ぶーちゃんとおにいちゃん』島田ゆか・作

絵本『ぶーちゃんとおにいちゃん』に出てくるのは…

お兄ちゃん×下の子(弟・妹どちらでも◎)

大人気絵本「バムとケロシリーズ」の作者である島田ゆかさんの兄弟(兄妹)絵本です。

下の子である「ぶーちゃん」(性別不詳)はお兄ちゃんのことが大好きで、なんでもマネしたいし、一緒に遊びたい。

ところがお兄ちゃんは「おもちゃは貸したくないし」「ひとりで遊びたい」気持ち。だけど遊んでいてお母さんの鉢植えを壊してしまって…。

兄妹それぞれの気持ちと、実際家庭の中でもよく見られる光景が丁寧な絵で描かれていて、ほっこり読めるお話です。

息子も娘もお気に入りで何度も「これ読んで!」と今でも持ってきます。

③『あかちゃん新社長がやってきた』マーラ・フレイジー・作(講談社)

絵本『あかちゃん新社長がやってきた』に出てくるのは…

お兄ちゃん×デキる

映画「ボス・ベイビー」の原作絵本の続編版です。

最初の絵本『あかちゃん社長がやってきた』(映画原作)も面白いですが、兄妹向けなら『あかちゃん社長がやってきた』がおすすめです。

シリーズですがバラバラに読んでも充分楽しめます。

ちゃっかりしている新社長(妹)もリアルだなぁと、下の子である娘の成長と重ねながら読んでしまいます。

特に息子のお気に入りシーンは、妹に夢中のパパママに振り向いてもらえない元社長(お兄ちゃん)が怒ってみんなの気を引こうと思い切った行動を取るところ。毎回笑って喜んでいます。

こちらも面白くほっこりした読後感ながらも、上の子の気持ちに寄り添った内容です。そして下の子の存在感も抜群。

④『ちょっとだけ』瀧村有子・作/鈴木永子・絵

絵本『ちょっとだけ』に出てくるのは…

お姉ちゃん×赤ちゃん(弟・妹どちらでも◎)

赤ちゃんが生まれて忙しそうなママを見て、いろんなことを「ちょっとだけ」自分でがんばってみるお姉ちゃんのお話です。

このお姉ちゃんがいじらしくて愛しくて、毎回読みながら涙が出てきてしまう絵本です。

赤ちゃんのいる生活が細やかに柔らかい絵で描かれているので、子どもも絵を見てイメージが湧きやすいようです。

娘はこの絵本を読んだあと、ぬいぐるみを赤ちゃんに見立ててお世話をしてあげていました。

⑤『かみさまからのおくりもの』ひぐちみちこ・作 (こぐま社)

絵本『かみさまからのおくりもの』に出てくるのは…

おくりものをもらった、たくさんの赤ちゃんたち

こちらはきょうだいが出てくる絵本ではないのですが、その子の個性を見つめる、という点でおすすめします。

上の子下の子関係なく、生まれてくる赤ちゃんはみんなすてきなおくりものをもらってるんだよ、とお兄ちゃん・お姉ちゃんそれぞれのことを見てるよと伝えてあげられる絵本です。

妊婦さんに激推ししたいのは『おへそのあな』

ご紹介した中で、特に妊婦さんにおすすめしたい絵本が①の『おへそのあな』

妊娠中から絵本を通じて「おなかのあかちゃん」のお話ができるので、まだ実際の赤ちゃんが産まれる前から上の子の心の準備も進みやすいのではと思います。

赤ちゃん返りはした?

「上の子のケアに」と思ってこれらの絵本を読んでいて、親としても良かったなと思ったのですが、赤ちゃん返りについてはまた別だったようで、

実際、2人目の産後に夜泣きをしていたのはお兄ちゃんになった息子のほうでした…苦笑。(すやすや眠る妹の隣で)

のえ

母の証言: あれは赤ちゃん返りでしたね

思うようにはなってくれない…子育てぇ…。

ケアが甘かったか…とも思いましたが、息子も私もその時できることを頑張った。

ちいさな息子からママに甘えたいのを我慢している気持ちが伝わってきて何度も抱きしめながら涙しました。懐かしい。

「あんなにいろいろしたのに…」と思う気持ちも当時はありましたが、そこはいい意味で、自分にも子どもにも「成果を期待しすぎないこと」という学びに変わりました。

なんてカッコよく書いてますが実際まだまだです……精進。

まとめ: 絵本タイムで新しい家族を迎える準備♪

今回は「【兄弟姉妹】上の子ケアにおすすめの絵本5選【育児】」をご紹介しました。

きょうだいが出てくる絵本を読むと、子どもたちも登場人物を自分たちに当てはめて
「これはにいに」
「これは〇〇ちゃん(妹)」
などと指さして楽しく読んでいます。

3人目の誕生に向けても、また上の子たちにどう向き合っていくか。絵本も読みつつ、いろいろ試行錯誤してみます。

最後までご覧いただきありがとうございます。参考になれば嬉しいです。

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